情報が民主化されて遊びの学校ができあがっている

インターネットが広まり情報が民主化されたと実業家の堀江貴文氏がよく言っているのだが、情報が民主化されたことにより遊びの情報がすぐに手に入るため、ゲーム全体のレベルが上がっている。
これは業界のトップ層の発展のためにはとてもいいことのように感じるが、そうでないプレイヤーには少々厳しい現実があるのではないだろうか。
以前、麻雀プロの多井隆晴氏が麻雀界全体のレベルが上がってきている。という話をしている一幕があった。
おそらく、これに関しても情報の民主化というものにより有益な教材へのアクセスが過去の時代よりもやりやすくなっていることが要因としてあるだろう。

そんな中で私も最近、格闘ゲームを始めてみたのだが、youtubeやらブログやらnoteにたくさんの情報があり、先人の道をたどっていけばこれまでの未開の道を開拓していくことなく進んでいくことができそうだ。
おそらく、過去に私がトライしていたらたどり着かなかったであろう場所にもたどり着いてしまうだろう。
そんな、いわゆる新中級層というようなものが出来上がりつつあるのだと感じている。

この構造を見ていると、学校の義務教育のようなものなのだなと感じている。
その学校に入ってしまうと気づかないものだが、義務教育学校の9年間の教育というのは思っているよりも多くのことを学んでいて、義務教育学校に行っていない場合を考えられないくらいには違う次元のことができるようになっている。
それと同様に、民主化された遊びの情報も学校のようなものができあがっている状態に近いものになっているのだと感じている。

何も情報にアクセスしていない層からは新中間層ははるか高みにいて、新中間層が厚くなかなか上位層に抜け出ることが難しい。という構造になっているように思う。
なんとなくで初めてなんとなく覚えていくというような学習方法から、必要な資料を探して学習と練習をするという近道が遊びの方面にも進出してきたんだなと感じた。
遅かれ早かれ良い教材で勉強するようにはなるんだろうけど、最初のほうからかなり急勾配なのは新人たちが続けていくモチベーションの維持にはつながるのだろうか。
まあ、そんなこと考えながらシステムが動いてるわけでもないし、今考えてみればインターネットがない頃も勝てなければ考えたり情報集めたりして頑張ってたんだから、今も昔も使えるものが増えただけで大差ないか。

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